中立系インターネット・エクスチェンジ・サービスを提供するPihana
Pacific Japanは、東京に国内第一拠点となるデータセンターを設立したと発表した。
東京データセンターは大田区平和島に立地し、敷地面積は3000平方メートル。マルチレベル・アクセスコントロールによる24時間体制のセキュリティガードを提供、
最先端のネットワーク・オペレーション・センターにより24時間の常時モニタリングも行う。
Pihana Pacificのサービスの特徴はキャリアやプロバイダーとの資本関係を持たない独立系企業であること。
そのため、インターネット・エクスチェンジ(IX)・サービスを必要とするISPから一般企業、ASPに至る幅広い顧客にサービスを提供している。
顧客となる一般企業やASPはラックスペースを確保し、別途キャリアと回線の契約を結ぶことになる。通常、データセンターはキャリアが決まっていることが多いが、
条件によってキャリアを変更してもデータセンターを変更する必要がないことが顧客のメリットとなる。
また、キャリアにとってはそうした顧客に回線を提供するために接続ポートごとにPihana Pacificに料金を支払い回線を確保する。
Pihana Pacificは物理的なデータセンターとしての設備やサービスの充実に特化、IXポイントを独自に設定できることでネットワークの混雑も回避でき快適なネットワーク環境を提供できるとしている。
<コメント>
データセンター事業は昨年あたりから新規参入が激しい。特に土地や建物を余らせている事業者の安易な参入も目立ち、一部には価格競争に陥っている。
実際に活用するには価格はもちろんのこと、インフラやサポート体制、セキュリティなどの面を確かめたい。
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