2001/06/05
プレイヤーズ・サーバー・ドット・コム、日米同時にアーティスト登録を開始
 
 プレーヤーズ・サーバー・ドット・コムは、著作権保護を施した楽曲の配信、課金を行うビジネスインフラをアーティストに提供する事業を日米同時に開始した。 すでにアーティストの登録などが可能なプレサイトをオープンしている。

 音楽配信を行いたいアーティストは、プレイヤーズ・サーバー・ドット・コムの中で自分のアーティスト・ページを持つことができ、その中で配信楽曲の登録、追加、削除、プロフィールやコンサート情報の書き込みが行える。 ダウンロードしてくれたファンとの間でメールマガジンも無料で発行できる。日本語サイトでの登録は自動的に翻訳され海外サイトにも登録され、ワールドワイドでのコミュニケーションが可能となっている。

 楽曲の配信方式は当初Windows Media Technologiesを利用する。また、著作権保護付きプレゼント音楽ファイルシステムも準備中としている。 楽曲のダウンロードによる売上の内、30%がプレイヤーズ・サーバー・ドット・コムの手数料となり、70%がアーティスト側に還元される。JASRACなど各国の著作権管理団体への費用は70%の中から処理される。

 プレイヤーズ・サーバー・ドット・コムの米国法人はアメリカ・デラウェア州に設立されており、日本国内はeマガジンズが窓口となっている。 一般向けのオープンは2001年6月9日を予定しており、世界のアーティストと一緒に自由な音楽ネットワークを作っていくとしている。

<コメント>
アメリカのMP3ダウンロードサイトが次々と大手レーベルの傘下に入り、日本のインディーズサイトも芳しい状態にはない。 一方でソフトウェアの方ではVectorのようなアマチュアプログラマーによるフリーウェア、シェアウェアのポータルが成立している。 配信に関わる技術の安定、コストの低減により後進にはメリットも多い。今後の展開が注目される。

関連リンク:プレイヤーズ・サーバー・ドット・コムのサイト
 
 
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