MusicNetはNapsterとの提携を発表、今夏からスタートするサービスにあわせて大手レコード会社の楽曲を提供する。
MusicNetはRealNetworks、Warner Music Groupを持つAOL TimeWarner、BMGを傘下に持つBertelsmann、EMI
Recorded Musicを持つEMI Groupの合弁企業。 著作権保護を施した音楽配信サービスを今夏から開始する予定。自らは配信を行わず、ASPとしてサイト事業者にサービスを提供していく。
NapsterはAOL、RealNetworksに次いで3社目の契約先となる。
これに伴い、Napsterは有料の会員制サービスを開始する予定。Napsterのユーザーはこの会員制サービスを通してMusicNetの提供する楽曲を共有することができるようになる。
まだMusicNetのサービスの全貌が判明していないが、先月行われたデモンストレーションによると配信された楽曲は会員登録更新を怠ると再生できなくなり、
またCD-Rに焼いたり携帯プレーヤーにダウンロードすることもできない仕組みになっているという。
その他、大手レーベルのSONY Music EntertainmentとUniversalはDuetというサービスを開始する予定になっており、
現時点でNapsterの会員制サービスが始まってもこの2社の楽曲は利用できない。
<コメント>
既にNapsterはBertelsmannと提携していたため、今回の発表は既定路線と言える。このまま5大レーベルは分裂していくのか、どこかで手が打たれるのか、焦点はそちらに移っている。
関連リンク:MusicNetの発表リリース |