Digital World Services(DWS)はBMGの音楽配信サービスをRioportのPulseOne
Media Service(POMS)に統合すると発表した。
DWSはBertelsmannグループでデジタルコンテンツの著作権管理ビジネスを行っている企業。2000年の10月からBertelsmann傘下のBMGグループの音楽配信サービスを展開している。
既に60を越えるサイトに対してBMGのデジタルミュージックカタログを提供しており、いくつかのサイトでは著作権保護を施したダウンロードサービスを開始している。
今回の統合により、Rioportの提供するPOMSに参加しているe-tailerは自動的にBMGのデジタルミュージックカタログが提供されることになる。
DWSは著作権保護の技術としてIntertrustを採用しており、圧縮規格はAACを採用している。2001年2月にはBertelsmannと提携したNapsterがDWSの技術をセキュリティとして採用するとコメントしている。
<コメント>
DWSの配信ビジネスは進んでいる印象があったが、やはりBertelsmannグループと言うことで提供される楽曲が限定されてしまう。
契約するサイトの利便性を考慮すればRioportのような中立的な立場のプラットフォームを通すことが適当と判断されたのだろう。
Rioportとしてはこの立場を最大限に利用して大手レーベルを横断するサービスを提供していくものと推察される。
関連リンク:Digital
World Serviceの発表リリース |