2001/06/06
DWS、BMGの音楽配信サービスをRioportのPOMSに統合
 
 Digital World Services(DWS)はBMGの音楽配信サービスをRioportのPulseOne Media Service(POMS)に統合すると発表した。

 DWSはBertelsmannグループでデジタルコンテンツの著作権管理ビジネスを行っている企業。2000年の10月からBertelsmann傘下のBMGグループの音楽配信サービスを展開している。 既に60を越えるサイトに対してBMGのデジタルミュージックカタログを提供しており、いくつかのサイトでは著作権保護を施したダウンロードサービスを開始している。

 今回の統合により、Rioportの提供するPOMSに参加しているe-tailerは自動的にBMGのデジタルミュージックカタログが提供されることになる。

 DWSは著作権保護の技術としてIntertrustを採用しており、圧縮規格はAACを採用している。2001年2月にはBertelsmannと提携したNapsterがDWSの技術をセキュリティとして採用するとコメントしている。

<コメント>
DWSの配信ビジネスは進んでいる印象があったが、やはりBertelsmannグループと言うことで提供される楽曲が限定されてしまう。 契約するサイトの利便性を考慮すればRioportのような中立的な立場のプラットフォームを通すことが適当と判断されたのだろう。 Rioportとしてはこの立場を最大限に利用して大手レーベルを横断するサービスを提供していくものと推察される。

関連リンク:Digital World Serviceの発表リリース
 
 
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