米MP3.comは有料の会員制音楽配信サービス「Premium
Listener Service(PLuS)」を発表、既にサービスは開始されている。
PLuSは無料の専用クライアントソフトウェア「PLuS Express software」(Windows版のみ)によって提供される。
PluS ExpressはこれまでBeam-itとして提供されていたソフトウェアにポータブルデバイスへの転送機能(Transfer
to Device,T2D)を追加したもの。 楽曲検索や楽曲管理のほか、ユーザーが所有するCDを年間50枚までインターネット上に保管して視聴できるサービス、
ネット上で購入したCDを着荷前にオンラインで聴くことのできる「Instant Listening」、MP3.comがリコメンドするパーソナライズページなどMP3.com独自のサービスが統合されている。
会員料金は$2.99/月もしくは$29.99/年。14日間の無料お試し期間も設けられている。
<コメント>
PLuSの新たな機能となっているT2Dを確認してみたところ、Internet ExplorerおよびWindows
Media Playerを必須としていた。対応デバイスもWMA対応のもののみとなっており、著作権保護としてWMDMを採用しているものと推察される。
先日Universalに買収されていることから、著作権保護の仕組みを施した音楽配信プラットフォームを提供する企業としての位置付けを鮮明にしている。
関連リンク:MP3.comのPLuSページ |