米Microsoftは、同社の音楽・ビデオ配信方式Windows
Mediaの著作権管理(DRM)技術によって保護された音楽・ビデオの取引が累計750万トランザクションを突破したと発表した。
これは今日、Windows Mediaがインターネット上で最も広く使われている配信技術であることを意味しているとしている。
今回発表された数字は、Windows Mediaを使ってデジタルコンテンツの配信事業を行っている、DMDsecure社、iBEAM
Broadcasting Corp.、Liquid Audio、On Demand Distribution
(OD2)、 Reciprocal Inc.、RioPort Inc.からの報告をベースにしている。
Windows Mediaの展開の成果としては、Windows Media Playerの配布本数が3億5千万を越えたこと、275社以上のデジタルコンテンツ配信業者にWindows
MediaのDRMシステムをライセンスしたこと、 130以上のソフトウェアメーカーにWindows MediaのフォーマットSDKとDRM技術をライセンスしたこと、37社のハードウェアメーカーにWindows
MediaのフォーマットとDRM技術をライセンスしたことを明らかにした。
具体的なライセンス先として、ソフトウェアではMusicMatch、RealJukebox、RioPort's
Audio Manager、Sonic Foundry Siren、Voquette Media Manager、AOL
WinAmp、Yahoo [Media] Playerなど、 ハードウェアメーカーではAtmel、Cirrus
Logic、Intel、PortalPlayer、Texas Instrumentsといったチップメーカーの名前を挙げている。
<コメント>
WIndows Media Technologyでは、コピープロテクトされたセキュアなオーディオファイルの再生にキーとなるライセンス発行が必要となるため取引量が把握できる。
この発表はその数字からデジタルコンテンツ市場でMicrosoftの技術が大きなシェアを占めていることをアピールしている。
但し、750万トランザクションと言うことは楽曲の単価が平均$2とすれば$15Mの市場であるということも示している。
無料の楽曲もあるだろうから、まだ市場として途上にあることもまた確かだ。
関連リンク:Microsoftの発表リリース |