2001/06/28
ニフティと電通、音楽配信サービス用プラットフォームを構築
 
 ニフティは電通と共同して音楽配信サービス用プラットフォームを構築、ニフティの運営するインターネットサービス@Nifty上での楽曲ダウンロードサービスを開始すると発表した。

 今回構築したプラットフォームは音楽の使用許諾情報の管理システムとして電通の開発した"Melodies(メロディーズ)"を採用していることが特徴。 これにより音楽の使用許諾に関する情報を一括管理できるとともに、権利団体を中心とした音楽権利者間での著作権料分配を効率的に処理できるため、楽曲権利者が許可した使用形態に沿って配信することが可能となるとしている。 また、著作権保護技術についてはWindows Media Technology採用している。

 サービスは、@niftyの音楽ポータルサイト「Music@nifty」内の"Digital Music Store"で、2001年7月2日から開始される。

 ちなみにMelodiesに関しては「音楽著作権の許諾情報を管理するシステム概念」と説明されており、今回の@nifty向けMelodiesのシステム開発・運営サポートは、株式会社スパイナルコードが担当するとしている。

<コメント>
これまで名前が挙がるものの詳細が不明だったMelodiesだが、今回の発表からすると著作権料の分配を担当するバックエンドシステムのようだ。 今後、JASRAC独占から複数の著作権管理団体が併存する事態が予想される中、楽曲ごとに管理団体を振り分ける手間が増えることを見越したシステムと理解できる。

関連リンク:ニフティの発表リリース
 
 
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