日本信販はネット通販の小口決済用としてプリペイド型電子通貨「デジコイン」を開発、2001年7月20日から取り扱いをスタートすると発表した。
デジコインは日本信販の専用サイト(www.digi-coin.com)に小口専用の口座を開設し、電子通貨を管理する仕組み。
ユーザーは専用サイトに接続し、任意のID/パスワード、e-mailアドレス等を入力してメンバー登録と口座開設を行う。
続いて、デジコインの金種(2,000円〜20,000円)を日本信販のECカード決済またはコンビニ決済で購入し、口座に貯める。
利用時には加盟店サイトで購入商品を決め、支払い方法の中からデジコインを選ぶことで、口座残高の範囲での支払いが可能となる。
今回はこのデジコインの仕組みに、自由にeメールで他人に電子通貨を贈ることのできるギフト機能も搭載し、サービスをスタートする。
加盟店サイトは現在7つだが、すでに契約済みのサイトが28サイトあり、2002年3月末までに200サイトの参加を目指すとしている。
<コメント>
プリペイド決済サービスを行っている企業はいくつかあるが、いずれもカードの発行から始まったベンチャー企業。既にクレジットカード会員を多く抱える大手のサービスとして注目される。
また、eメールで送金できる機能を特徴としているが、イーバンク銀行もメールでの送金機能を予定しており、使い勝手の差が気になるところ。
関連リンク:日本信販の発表リリース |