米InterTrust TechnologiesはMicrosoftに対して起こしている特許侵害訴訟の対象にMicrosoftのeBook製品、Microsoft
ReaderとDigital Asset Serverを含めると発表した。
この特許侵害訴訟は2001年4月26日、北カリフォルニア州連邦地裁にMicrosoftのマルチメディア再生ソフトWindows
Media Playerに搭載されている著作権管理技術が同社の特許を侵害しているとして提訴していたもの。
今回、この訴訟に同社が取得している米国特許番号「5,920,861(861特許)」を含める。861特許は1999年7月6日に同社が取得しており、デジタル・コンテンツを集めパッケージ化し、管理するためのメタデータ、
データ構造、規則の利用といった、デジタル情報を管理するための基礎技術をカバーしている。この861特許に基づき、訴訟対象にMicrosoftのeBook製品も含める。
これにより、同訴訟で争点となる特許は3件、同社が出荷差し止めを求めている製品はWindows Me、Windows
XPを含むWindows Media関連製品、およびMicrosoft Reader、Digital Asset
Serverとなる。
<コメント>
これまで音楽配信のみだった訴訟対象に電子書籍配信も含めるというもの。原理は同じなので基礎技術を特許として取得していれば対象に含めることは十分に予想されていた。
なお、直接音楽配信に関わる話題でないためビジネス情報として掲載する。
関連リンク:Intertrust
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