2001/07/26
Intertrust、Microsoftに対する訴訟対象をさらに拡大
 
 米InterTrust TechnologiesはMicrosoftに対して起こしている特許侵害訴訟の対象に製品使用を許可するライセンス管理に関する特許を加えると発表した。

 この特許侵害訴訟は2001年4月26日、北カリフォルニア州連邦地裁にMicrosoftのマルチメディア再生ソフトWindows Media Playerに搭載されている著作権管理技術が同社の特許を侵害しているとして提訴していたもの。

 今回、追加するのは米国特許番号「5,940,504(504特許)」。Intertrustが1999年にInfologic Softwareから買収したもの。 製品使用を許可するライセンシング・システムと手法に関するもので,MicrosoftがOfiice XPから採用したActivation機能がこの特許に抵触するとしている。 MicrosoftではActivation機能を発売予定のWindows XPとVisio2002でも採用するとしており、Intertrustはこれらの製品の販売差し止めと損害賠償を求めている。

 これにより、同訴訟で争点となる特許は4件、Intertrustが訴訟の対象にしている製品は上記に加え、Windows Me、Windows XPを含むWindows Media関連製品、およびMicrosoft Reader、Digital Asset Serverとなる。

<コメント>
先日、訴訟対象に電子書籍関連を含めるというニュースを掲載したばかり。重要な特許を所有していることに感心する一方で、本来のビジネスを考えた場合の意図が見えず、一部で買収を持ちかけていると報道されているのも頷ける。

関連リンク:Intertrust Technologiesの発表リリース
 
 
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