2001/07/28
オムロン、コンテンツ配信サービスでぴあと提携
自動改札機を利用し9月からパイロット運用
 
 オムロン株式会社は、自動改札機を利用したコンテンツ配信サービス「goopas/グーパス」のパイロット運用をぴあ株式会社と提携し、2001年9月29日から東京急行電鉄株式会社の協力のもと、東横線にて開始すると発表した。

 goopasは定期券で自動改札機を通過した直後に、行き先周辺の情報を携帯電話にメール配信するサービス。 通勤、通学の行き帰りを想定し、朝(2回)夕(2回)計4回、ユーザー個人向けにカスタマイズされた情報が日替わりで提供される。

 今回のパイロット運用は、東横線の渋谷から桜木町までの中目黒を除く22駅において実施、会員数は1万人に限定される。 オムロンがシステムの構築・運用を、ぴあがコンテンツの作成・編集を担当し、20社の参加企業がコンテンツ提供を予定している。 また、地域拠点を活かした広告コンテンツの開発に取り組んでいる東急エージェンシーも協力企業として参加する。

 このサービスにより、会員は場所(駅)・時間・趣味・嗜好に合致したコンテンツを受け取ることができ、コンテンツ提供者は高いリーチ率と精読率が期待でき、 鉄道事業者は運賃以外の新たな収入源の確保、旅客サービスの向上、沿線の活性化といったメリットが期待できるとしている。

<コメント>
定期券という一種のIDカードが改札機によって利用者の滞在している時間と場所を特定するという技術を利用したサービス。今回は携帯電話へのメールという手段を使っているが、 駅の構内であれば、高速無線LANによるオーディオコンテンツ(音楽だけでなくニュースや英会話学習などを含めた)の配信にも使えるのではないか。

関連リンク:オムロンの発表リリース
 
 
ビジネス情報↑





Copyright©2000-2001 EMD.GR.JP All rights reserved.