米IBMは、メディア企業向けにデジタルコンテンツ配信のECソリューション「WebSphere Commerce Suite for Digital Media」を発表した。
WebSphere Commerce Suite for Digital Mediaは、IBMのECサイト構築ソフトウエア「WebSphere Commerce Suite」をベースに、「IBM Content Manager」、「IBM Electronic Media Management System(EMMS)」を追加、さらにサイト構築支援のコンサルティング・サービスを組み合わせたもの。
新たに"lightbox"と呼ばれる機能が搭載された。画像ファイルに複数の顧客が同時にアクセスでき、コンテンツの購入に関するチーム・コラボレーション機能を提供する。
基本システムはデジタルコンテンツ資産の社内もしくは顧客に対しての配信を計画している企業向けに基本的なソースの認証と保護を提供する。
出版社やレーベルなど、より強固な著作権保護を必要とする企業向けにはEMMSも含めた拡張システムとして提供される。
IBMでは、この製品を使うことによりデジタルコンテンツ配信のオンライン上のプロセスを単純化でき、また業務を能率化できるとしている。
なお、価格は契約ごとに決められる。
<コメント>
これを使えば、ECに必要な一通りのサーバソフトウェアが含まれているため、構成や選定に悩む必要はなくなる。EMMSの採用を決めているなら値段は別にして理想的な解答と言える。
関連リンク:IBMの発表リリース |