凸版印刷はデジタルコンテンツなど、低価格商品のオンライン決済に対応可能な独自課金システム「Check-bitway(仮称)」を開発したと発表した。
「Check-bitway」では、凸版印刷がクレジットカード会社との間で必要なユーザーの与信照会を一括して代行するため、デジタルコンテンツ販売事業者は低価格商品の販売ビジネスを効率よく実施することができる。
また、商品データベースと決済、認証サーバを専用線で接続しており、個人情報のインターネット上への流出防止にも対応している。
さらに「Check-bitway」では、携帯電話、Palmハンドヘルド、ポケットPC、Linuxなど複数のOSや機種をサポートし、かつPDA端末上だけで決済およびコンテンツのダウンロードができるシステムとなっている。
この仕組みは2001年11月にサービスイン予定の「モバイルBitway(仮称)」で実施するPDA端末を活用したデジタルコンテンツ販売から提供される。
今後の展開としては、PC、モバイル情報端末、店舗決済など、プラットフォームを拡大、物販への対応、企業に向けた課金システムの外販といったBtoBビジネスへの展開を予定している。
<コメント>
個別の事業者単位では低価格商品の決済は処理コストが利益を圧迫してしまう。凸版印刷が間に入ることにより、大口決済と同様の条件を提供しようと言う試み。また、PDAなど携帯端末への対応も注目される。
関連リンク:凸版印刷の発表リリース |