オリコン・グローバルエンタテインメント(オリコンGE)は、レインボー・パートナーズとの間でデータベースに関する業務提携を結び、同社が提供するCDDB(Compact Disc Data Base)を通じて、ネットワーク対応家電等の分野において共同で音楽データベースを提供していくことを発表した。
CDDBは、音楽CDに入っている楽曲の演奏時間と、アーティスト名、CDタイトル、収録楽曲リストを1対1で対応させており、CDDBに接続すれば、そのCDの演奏時間情報からその内容を自動的に判別し、楽曲情報を表示させることが可能となる仕組み。
現在、CDDBは米Gracenoteが開発、運営、提供しており、英語で約85万曲が収録されている。レインボー・パートナーズは米Gracenoteの日本総代理店としてCDDBの日本語化を行い、日本国内に本社を置く企業へのライセンスを行っている。
今回の提携により、CDDBの日本語版に対して、オリコンGEが有するJ-POP等の日本で発売されているタイトルのデータベースの情報が加わり、その機能の充実と検索性の向上が期待できるとしている。
また、CDDBはインターネット経由のサービスだけでなく、来年以降の発売予定で開発が進められているハードディスク内臓のAV機器、カーオーディオやPCオーディオ等の分野、およびネットワーク対応家電の分野において、搭載が計画されており、楽曲データベースの利用がより広がるものとしている。
<コメント>
既にPCユーザーには各種ソフトウェアでお馴染みのCDDBだが、日本語楽曲への対応が弱く、充実したデータベースの構築が待たれていた。既にパイオニアの車載型HDDレシーバーに搭載されるなど、CDDBの組み込み向けソリューションも進んでおり、今後の展開が期待される。
関連リンク:オリコン・グローバルエンタテインメントの発表リリース(PDFファイル) |