サイバー・ミュージックエンタテインメント(CME)は、韓国イエダン・エンタテインメントと音楽コンテンツの配信利用における包括的提携に合意、2001年11月よりイエダンが権利を保有するロシアの未公開クラシック音源を国内独占で配信すると発表した。
楽曲の販売形態はCDによるパッケージ販売と会員制のインターネット配信の2通り。
CDパッケージによる販売については1タイトル2,800円〜3,200円で、年間300タイトルを提供する。
インターネット配信は、月額1,000円のA会員はネット上のすべての曲を試聴可能、月額3,000円のB会員はネット上のすべての曲を試聴およびダウンロード可能、月額10,000円のC会員はネット上のすべての曲を試聴及びダウンロード可能かつパッケージCDを月間5枚提供される。
イエダンが権利を保有する楽曲は旧ソ連国営放送局「オスタンキノ」、「メロディア」の音源で著名な音楽家、演奏家の楽曲は40万曲にも及ぶとされる。
CMEは、旧リキッドオーディオ・ジャパン。2001年10月1日付けで社名を変更し、LiquidAudioとの契約も解除している。
<コメント>
CDパッケージとの組み合わせによる展開、会員制ネット配信など、興味深い試みとなっている。クラシック市場の大きさが会員制ビジネスの成否を左右すると思われる。
関連リンク:サイバー・ミュージックエンタテインメントの発表リリース(PDF) |