2001/10/23
NTT Com、音楽配信サービスにATRAC3とNetMDを追加
 
 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、コンテンツ配信プラットフォーム「Arcstar MUSIC & VIDEO」において「ATRAC3」及び「Net MD」にも対応可能な音楽配信サービスを、2001年10月24日より開始すると発表した。

 NTT ComのArcster MUSICは、2000年12月よりWMT方式による配信サービスを開始、さらに2001年3月からはEMDLB方式を追加、今回、新たにATRAC3に対応することで、著作権保護技術に対応した主要な3つの音声圧縮技術であるATRAC3、WMA、AACの全てに対応することになる。

 今回のATRAC3への対応は、著作権保護技術「OpenMG」、「MagicGate」にも対応可能となったことで、ユーザーがマジックゲートメモリースティック対応の各種オーディオプレイヤーを利用することが可能になった。

 さらに、PCとMD機器との間の認証、音楽データの高速転送などの仕様を含む「Net MD」規格にも対応しており、ユーザーはインターネットで配信された楽曲をNetMD対応機器を通してMDに記録することが可能となっている。

 ATRAC3で配信する楽曲については、第一弾としてBMGファンハウスから提供され、ArcstarMUSIC&VIDEOのサイトで2001年10月24日よりダウンロード可能となる。

 また、今後、日本クラウン、セーニャ・アンド・カンパニー、トイズファクトリー、徳間ジャパンコミュニケーションズ、バップ、プロシード、ポニーキャニオンがATRAC3での配信を予定しているとしている。

<コメント>
着々とNTT Comの配信プラットフォームはそのサービスを拡大させている。今回のATRAC3への対応はNetMD対応を見計らっていたようにも推察される。これにより、ソニー系の配信プラットフォーム提供会社レーベルゲートへの影響も考えられる。

関連リンク:NTTコミュニケーションズの発表リリース
 
 
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