デジキューブは、レコード店や量販店の店頭に設置しているKIOSK端末(DCT-R)の運営、およびコンビニエンスストアなどに設置されているKIOSK端末向けに提供しているデジタルデータ運用のいずれからも撤退することを発表した。
コンビニエンスストアなどに設置されているKIOSK端末については、当初16,000台の設置規模で事業設計していたが、現段階で来年末で6,000台と予想、事業の黒字転換が見込めなくなったとしている。
そのため、2001年12月末を持って現在の運営委託先であるスペースリンクへ事業を移管する。
また、レコード店や量販店の店頭に設置した自社所有のDCT-Rに関しても2002年3月末までに第三者に移管するとしている。
以上の結果、KIOSK端末事業における資産を特別損失として計上する。
<コメント>
音楽配信を含むインターネットビジネスが小売店を不要にすると考えられていた時期、小売店の反発を和らげるものとしてKIOSK端末は機能していた。
そこに消費者のニーズがあったかどうかは甚だ疑問で、Net MDが登場する今、その役目は終わったと言えるだろう。
関連リンク:デジキューブの発表リリース |