2001/11/07
電子マネー・サービス“Edy”本格スタート
 
 ビットワレットは、ソニーの非接触ICカード関連技術FeliCaを使用したプリペイド型電子マネー・サービス "Edy"を2001年11月1日から本格的に開始したと発表した。

 "Edy"は、店舗やパソコンに接続したリーダ/ライタにEdyカードを軽くタッチ、またはセットするだけで、簡単かつスピーディな支払ができる。ICカードを使用していることから、偽造や改ざん等の不正行為が極めて困難で、高いセキュリティを実現している。
 また、Edyカードにバリューをチャージ(入金)することで何度でも支払に使用することができる。

 サイバーでは11月から順次、SCNが運営するSo-net e-Mart出展企業、ソニースタイルドットコム、e-SCOTT採用eコマースサイトなどでの支払時に"Edy"を利用できるようになる。
 さらに、2002年2月よりトヨタのGazooが運営するeコマースサイトでも支払に"Edy"の利用を試行する。
 2002年春には、ソニースタイル、ソニーミュージックグループが運営するeコマースサイト、エンタテインメントプラス(e+)、エー・アイ・アイが運営するブローバンドコンテンツサイト、凸版印刷のBitwayも対応する予定。

 サイバー上でのEdyバリューのチャージ(入金)には、クレジットカード会社及び銀行が順次対応していく。

 サイバー上での支払いやチャージに必要となる個人用リーダ/ライタは、ソニースタイルなどで一般販売される予定となっている。

 リアルではコンビニエンスストアのam/pmで2002年夏までに全店(1,400店)に導入されるほか、ソニー、東京三菱銀行、サンデン、エーエム・ピーエムといった企業の社員証やデリスクラブカードなどの会員証、クレジットカード、トヨタが試行するティーエスキュービックEdyカードなど各種カードの発行に取り組んでいく。

 こうした利用環境の順次拡大により、2003年度には"Edy"が利用可能なカードの発行枚数850万枚、加盟店23,000店、個人用リーダ/ライタ400万台の普及を目指すとしている。

<コメント>
これまで電子マネーやプリペイドカードはインターネット上での決済としても有望とされていながら普及には至らなかった。今回のEdyはリアル、サイバー双方でソニーグループを挙げて取り組んでおり、大きな期待が見込まれる。

関連リンク:ビットワレットの発表リリース
 
 
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