2001/11/07
NTT東西、フレッツユーザー向け
ブロードバンドコンテンツ配信・課金代行サービスを発表
 
 NTT東西は、フレッツのアクセスサービスを利用しているユーザーに対してコンテンツの配信および課金を行うサービスを提供することとし、総務大臣に届出を行ったと発表した。

 配信代行サービスは、事業者が保有するデジタルコンテンツをNTT東西があらかじめ用意した専用サーバに登録することにより、フレッツユーザに配信できるサービス。また、課金代行サービスも提供される。

 NTT東日本のサービスは「フレッツ・オンデマンド」。ストリーミングコンテンツ配信を前提としており、月単位の配信データ量に応じて5GBから利用料金が設定されている。
 有料コンテンツの情報料回収代行は基本料が月額5,000円、手数料は情報料の9%となっている他、各種工事費が初期費用として発生する。
 ユーザー側では、フレッツ・ISDN、フレッツ・ADSL、Bフレッツを利用している東京都(町田市及び稲城市の一部を除く)のユーザーであれば、コンテンツの利用が可能。ただし、有料コンテンツについては、当面フレッツ・ISDN及びフレッツ・ADSL(電話回線と共用する場合)のユーザーに限られ、情報料回収代行に承諾と申込が必要となる。
 事業者からの申込受付は2001年11月22日、フレッツユーザーの有料コンテンツ利用申込は2001年11月26日から開始予定。

 一方、NTT西日本のサービスは、「フレッツ・オフィス」サービスのサーバ共有型として提供される。事業者がサーバに登録できるコンテンツ種別は、一般のホームページ(HTML形式)、ストリーミングコンテンツ(Windows Media Technologies形式に対応)、ダウンロードコンテンツ(ソフトウェア、MP3ファイル等)。
 これら事業者が登録したコンテンツは、フレッツ・ユーザ向け情報発信サイト「フレッツ・スクウェア」から利用することができる。
 事業者が支払う料金はサーバの容量とコンテンツ種別(ストリーミングとストリーミング以外)によって、月額利用料として設定されるほか、工事費として初期費用がかかる。
 有料コンテンツの決済方法はクレジットカードが用いられ、課金は最低10円から1円単位で設定できる。手数料は月間課金総額の20%。
 サービスの提供開始は2001年11月14日、フレッツユーザーへのコンテンツ配信は2001年11月26日から開始予定。

<コメント>
これまではISPの役割だった有料コンテンツの配信や課金をフレッツユーザー向けに限定とはいえ、NTT東西自ら行うことには議論を呼びそう。また、NTT東西の間でサービス内容の違いに取り組み方が見えて面白い。

関連リンク:NTT東日本の発表リリース
      NTT西日本の発表リリース
 
 
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