米pressplayは、インターネットベースの会員制音楽配信サービスを2001年12月19日から提携する米MicrosoftのMSN Musicや米Roxio、米Yahoo!のサイトを通じて提供開始すると発表した。
音声圧縮方式にはWMAを採用、利用するにはWindows Media Player7.1以降が必要となる。
試聴用のストリーミングファイルは20もしくは32kbpsのビットレート、ダウンロードファイルは128kbpsでエンコードされている。
配信される楽曲はWindows Media Technologiesの著作権管理技術で保護されており、RoxioのCD-R書き込み技術により、料金プランによって回数制限ながらCD-Rへの書き込みも可能となっている。
また、pressplayのSync/Restore機能により、家庭用、仕事用PC間での楽曲の共有やHDDのクラッシュに対する救済が可能となっている。
料金プランは以下の4つに加え、14日間無料で試用できるサービスを提供する。無料コースでは、200曲のストリーミング配信と20曲のダウンロードが利用可能。
・基本プラン:月額9.95ドル、ストリーミング300曲、ダウンロード30曲
・シルバープラン:月額14.95ドル、ストリーミング500曲、ダウンロード50曲、CD-Rへの書き込み10曲
・ゴールドプラン:月額19.95ドル、ストリーミング750曲、ダウンロード75曲、CD-Rへの書き込み15曲
・プラチナプラン:月額24.95ドル、ストリーミング1000曲、ダウンロード100曲、CD-Rへの書き込み20曲
また、オープン記念キャンペーンとして、有料プランに加入後90日間、シルバープランのサービスを基本プランの料金で利用できる。
なお、プランの中で使い切れなかった曲数制限は次月に持ち越すことはできない。さらにCD-Rへの書き込みはインターネットに接続している必要があるほか、月にアーティスト当たり2トラックまでと制限されている。
pressplayはSony Music EntertainmentとUniversal Music Groupの合弁事業。2社に加えて、EMI Recorded Music、Madacy、Matador、Navarre、OWIE、Razor & Tie、Roadrunner、Rounder、Sanctuaryといったレーベルが楽曲を提供する。
現時点では米国内のみのサービスとなっているが、海外へのサービス展開も予定されている。
<コメント>
ようやく明らかとなったpressplayのサービス内容と詳細情報。基本的にWMAをベースにしながら、CD-Rへの書き込みに工夫をしているもの。ただし、やはりプレーヤーでの再生には触れられていない。
関連リンク:pressplayの発表リリース |