2001/12/21
SBF、ブロードバンド配信を支援する
トータルソリューションの提供を開始
 
 ソフトバンク・ファイナンス(SBF)は、ブロードバンド配信サービスの提供に必要なあらゆるインフラと機能を一元的に提供する「BBBrain(ビービーブレーン)」を提供開始すると発表した。

 「BBBrain」の主な提供サービスは、大容量コンテンツの制作、配信作業から、それらのコンテンツを利用するユーザーの会員認証および利用料の決済、およびコンテンツ配信企業の口座管理・出納代行等。
 具体的には、配信サービス分野でストリーミングコンサルティング、ストリーミングインテグレーション、Live配信・OnDemand配信、 運用サービス分野で会員管理・認証サービス、決済サービス(クレジットカード・プリペイドカード)、口座管理サービス、出納サービス、Live現地撮影、Webホスティングサービス、エンコーディングサービス、ブロードバンドコンテンツ保管、圧縮技術・機能拡張、運用監視、プロモーションサービスが用意されている。

 コンサルティング、インテグレーションサービスについてはトパックスと業務提携、各顧客企業のニーズに応じた配信環境を実現する。

 コンテンツ配信に関しては、KDDIストリーミングサービスを利用し、KDDIの大容量バックボーンに接続されたストリーミングサーバの活用により、安定したブロードバンドサービス提供を実現する。

 決済サービスについては、SBFグループのサイバーキャッシュがブロードバンド時代のコンテンツ課金に最適な高機能のクレジットカード決済ソリューションを提供、その他にウェブマネーの「WebMoney」、KDDIの「KDDIスーパーワールドカード@ca」、日本カードセンターの「@QUO」といったプリペイド型の決済サービスも利用可能としている。
 SBFは、これら決済を一元管理・入出金の代行を行うと共にコンテンツ課金管理・会員データ管理・認証を行う。

 既にSBFでは、ライバルズが提供するイタリアプロサッカーリーグ「セリエA」の試合映像配信をメインコンテンツとするスポーツ映像配信サービス「BroadBand Rivals」の会員管理システム、認証システム、課金・決済システムのインテグレーションを行っており、同サービスにおける入金、支払処理等の口座管理業務を請け負っている。

 さらに、SBFではソフトバンク・インベストメントが運営するベンチャーキャピタルファンドの出資先企業でブロードバンドコンテンツの作成および配信に関する技術力を有する企業との提携も検討しており、より高品質のブロードバンドサービスの実現を目指していくとしている。

<コメント>
金融決済を中心としたブロードバンド向けコンテンツソリューションの提供。個々の技術は明らかでないものの、取り扱いをまとめることで管理コストを下げられると期待できる。

関連リンク:ソフトバンクファイナンスの発表リリース
 
 
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