米Rioportは、同社のデジタル音楽配信サービスPulseOne ServiceにDigital Envoyの地理情報技術「NetAcuity」を導入すると発表した。
RioportのPulseOne Serviceは、小売りサイト、ブロードバンド事業者、無線ネット事業者、コンシューマー機器メーカーなどパートナー企業に対して各ブランドで顧客に対しデジタル音楽の配信サービスを展開できるシステムをアウトソーシングとして提供している。
Digital Envoyの地理情報技術「NetAcuity」は、世界中のインターネットユーザーの接続速度と所在地を都市レベルで確定することのできる技術。
今回、RioportのPulseOne ServiceにNetAcuityを導入することによって、Rioportはレーベルなどコンテンツ提供者との配信契約において北米のみ、ヨーロッパのみといった地理的な制限条項に対応することができる。
＜コメント＞
全世界で情報を同時に共有できるインターネットは、一方で世界の国別に販売戦略を練っている既存メディア企業にとって不自由なものであった。音楽配信がパッケージ製品との共存していく構図が見えてきた現状においては今回発表されたような地理情報が重要になっていく。
関連リンク：Rioportの発表リリース |
