2002/02/02
ベリマトリックス・ジャパン、
日本国内の違法音楽コンテンツ被害額を73億円と発表
 
 ベリマトリックス・ジャパンは、日本国内における違法音楽コンテンツを有するサイトについて2001年6月から12月までの半年間に行った音楽コンテンツの違法コピーに関する調査の結果を発表した。

 調査結果によれば、2001年6月から12月までの半年間に日本国内における違法音楽コンテンツを有するサイトをベリマトリックスの探査ロボットの性能試験を兼ねて調査したところ、ホームページなどで公開されているものだけで30サイト以上もの違法音楽コンテンツを扱うサイトを発見。
 これらのサイトにおける著作権などの侵害の被害額を音楽CDの新規購入価格で換算すると、少なく見積もって73億円以上の被害が発生しているという。
 2001年中に実施したテストでは単発のスキャンを数回行っただけのため、実際には3倍から5倍以上の被害が発生している可能性が考えられるとしている。

 ベリマトリックス・ジャパンの親会社であるベリマトリックス・インクは、2001年12月より軍事技術を民間転用したインターネット・セキュリティ・ソリューションを欧米の政府機関や大手企業に提供するヴィディアス社と探査サービスの統合で提携している。
 2002年2月1日からは探査能力をさらに向上させ、これまで探査不能と云われていたGnutella型のファイル共有サービスについても実態を把握することができる新型の探査システムの運用をスタートさせる。

 ベリマトリックス・ジャパンでも、今後コンテンツ所有者向けに違法コピーの強力な探査サービスを提供すると共に、企業等に対してドメイン内の監視サービスを提供していくとしている。

<コメント>
ファイル共有サービスに対する著作権者側からのアクションがあったばかりだが、そうした動きをフォローするように違法コンテンツを取り締まる技術とサービスの発表。

関連リンク:ベリマトリックス・ジャパンの発表リリース
 
 
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