米IBMは、動画や音声、画像といったデジタルメディアの配信・管理を行うすべての企業をサポートするIBMのe-Businessソリューションで構成されるオープンテクノロジーフレームワーク「Digital Media Factory」を発表した。
Digital Media Factoryは、IBMおよびサードパーティ製の技術および製品を組み合わせた、サーバ、ワークステーション、ストレージ、ミドルウェア、アプリケーション、そしてサービスで構成される。
IBM製品で言えば、ワークステーションに「IntelliStation」、メディア管理システムに「Electronic Media Management System」、アプリケーションサーバに「WebSphere Commerce For Digital Media」、サーバに「IBM eServer」、ストレージに「DB2 Universal Database」をベースにした「IBM Content Manager」や「Total Storage」ソリューション、サービスとして「IBM Global Services」などが含まれることになる。
IBMではデジタルメディア戦略として、先進的な技術やサービス、アプリケーションを提供している複数の企業と協力関係を築いていくとしている。
その内のひとつとして、Liquid Audioではミュージックプレーヤーソフトの次期バージョンでEMMSをサポートするとしている。
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Windows Media Technologies、SQL Server、IISといったマイクロソフトの製品群と比較すると分かりやすい。ハードウェアも揃えながら圧縮技術など規格に対してはオープンとしているIBMの戦略はシステムの信頼性とトータルのシステム構築コストがアピールとなるだろう。
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