PFUは、ブロードバンドネットワークを活用したコンテンツ配信ビジネスの企画・立案からシステムの導入・運用までをトータルに支援する「コンテンツ配信インテグレーションサービス」を発表した。
このサービスは、PFUがこれまで構築してきた様々なコンテンツ配信システムの実績を元にトータルなソリューションとして立ち上げるもの。強化点として以下の2点を挙げている。
・ビジネスプロデューサーによるビジネス企画支援サービス
・ソリューションコア「iPushSERVE」の体系化と高信頼システムの構築
ソリューションコア「iPushSERVE」はSolaris、Linux、Windowsなどのオープンプラットフォーム上で動作することを特徴とし、許諾情報を許にしたコンテンツの管理、配信の効率化を図るコンテンツ配置管理、配信状況を監視するストリーミングモニタといった機能が提供される。
また、RealSystem (RealNetworks)、Windows Media Technologies (Microsoft)など他社製品と「iPushSERVE」との組み合わせも柔軟に対応する。
その対象はこれらストリーミング配信エンジンだけでなく、ストリーミング配信サーバ、キャッシュサーバ、WEBアプリケーションサーバ、ストレージ、データベースなど多岐に渡る。
システム構築事例としては携帯電話への音楽配信/インターネット音楽販売/KIOSK端末での音楽販売/ブロードバンドストリーミング配信といった商用コンテンツ配信システム、
保守メンテナンス要員の教育向け動画マニュアルの広域配布/多拠点緊急連絡/出版物の広域配信/CMコンテンツの多拠点配信といった企業向けコンテンツ配信システムを想定しており、今後3年間で200億円を販売目標としている。
<コメント>
事例としてEMDも入っていたため取り上げてみたが、主にストリーミングを使ったシステムを対象としているようだ。これらは用途も一般ユーザーに販売するBtoCから社内や取引先との情報のやりとりを行うBtoBへとシフトしており、販売目標もそうした市場を見込んでいると見られる。
関連リンク:PFUの発表リリース
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