エイベックスは、2002年3月13日(水)にリリースするBoAのマキシシングル、及び、同3月20日(水)にリリースするDo
As Infinityのアルバム等に、コピーコントロール機能を付加して発売すると発表した。
コピーコントロール技術として採用したのはイスラエルのMidbar Tech社が開発したCactus Data Shield方式。
通常のCDプレーヤー、DVDプレーヤーでの再生は可能となっているが、MP3再生対応CDプレーヤー及びCD-ROM再生方式を採用するカーオーディオ(CD-ROMドライブを利用したカーナビ等と一体化されたもの等)では一部再生されない機種もある。
また、PC上では通常のオーディオトラックをCD-ROMドライブで再生することはできない。ただし、Windows用音楽再生専用のアプリケーション・ソフトが含まれており、これによりエクストラ・トラックに収録されたオーディオを再生することが可能となっている。現段階ではMacintoshパソコンには非対応となっている。
録音に関する制限は以下の通り。
アナログでの録音(カセットテープ゚等) |
○
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MDへのデジタルコピー |
○
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PCのハードディスクへのリッピング |
×
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PC上でのCD-Rへのデジタルコピー |
×
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MP3ファイルなどへのエンコーディング |
×
|
なお、エイベックスでは、違法コピー防止対策に積極的に取り組み、コピーコントロール技術の検証を進め、より信頼性の高いコピーコントロールCDの発売を今後も継続していくとしている。
<コメント>
昨年末から話題に上っていたコピー防止を施した音楽CDがいよいよ現実のものとなった。しかも、ある程度のボリュームが見込めるタイトルで発売されるだけに賛否について議論を巻き起こす力にはなり得るだろう。早くからEMDに力を入れていたエイベックスだけに、できれば何らかのコメントも欲しかったところ。
関連リンク:エイベックスの発表リリース |