2002/03/11
ニフティ、個人によるデジタルコンテンツ販売を支援
 
 ニフティは、同社の運営するインターネットサービス"@nifty(アット・ニフティ)"において、個人がデジタルコンテンツをネット上で販売するための決済サービス「@pay(アット・ペイ)」を、2002年3月12日から提供すると発表した。

 @payは、個人がオリジナルのデジタルコンテンツ(画像、テキスト、映像、Web素材、ソフトウエア、ゲーム、音楽などの各種作品)を一般向けに有償で販売しようとする際に、代金の受渡し(=決済)を安全かつ簡単に行なう仕組みを提供する、個人間決済サービス。

 販売者は@nifty会員であること、国内の金融機関(郵便局は除く)の口座を保持していることが条件となる。当然、自分のホームページを開設していることも条件となるが、@nifty内のホームページ開設サービス(@homepage)以外のホームページでも構わない。

 初期費用は不要、販売者登録料として月額200円、販売手数料として売上金額の15%が必要となる。販売価格は、100円から10,000円まで1円単位で設定が可能。

 登録手続き完了後は、表示された「購入」ボタンのHTMLソースを自分のホームページに貼りつければ、すぐにコンテンツ販売を始めることができる。また、販売するコンテンツをニフティのホストで預かる「ライブラリオプション」も5MB当たり月額200円で用意されている。

 購入者は@nifty会員(Combo会員含む)のうち、JCB、VISA、NICOS、セゾン、DC、OMC、UFJ(ミリオン)、CF(JCB/VISA/MasterCard提携のみ)、バンクカード、ライフ、国内信販、MasterCard、アット・ニフティカードで利用料金を支払っている人に限定される。

 購入画面で、@nifty ID(またはCombo ID)とログインパスワードを入力するだけで決済手続きは完了。代金の支払いは月々の@nifty利用料金とあわせて請求される。

 また、購入者の個人情報は非開示となっており、購入者の氏名、ID、カード番号等の個人情報は販売者に知られることなく購入手続きが完了する。

 なお、オープニングキャンペーンとして「販売者登録料」および「ライブラリ利用料」は2002年4月末日まで「無料」となっている。

<コメント>
ISP課金はコンテンツ提供者からすると購入者がそのISP会員に限られてしまうところが欠点。しかし、会員数日本最大のISPのニフティであれば欠点とは言えないだろう。価格設定もコンテンツの質を保つ上では魅力的な設定と言える。

関連リンク:ニフティの発表リリース
       @payのページ
 
 
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