ソニーファイナンスインターナショナルは、独自にネットショッピング専用に開発した、非接触ICカードによる安心・簡単なクレジットサービス「eLIO（エリオ）」を2002年4月1日よりサービス開始し、同時にeLIOを搭載した自社クレジットカード「My Sony Card（マイ・ソニー・カード）」の会員募集を開始すると発表した。
非接触ICカードにはソニーが開発した非接触IC関連技術"FeliCa"を採用、PC用リーダ/ライタ「パソリ」に軽くセットするだけで、簡単に支払手続きが完了する。券面上ではなくICチップ内にのみ書きこまれているeLIO独自のカード識別情報を用いるため、カード番号が他人に盗まれるリスクが低いほか、番号を手入力できないことから、他人に悪用されるリスクが大幅に減少される。
支払手段にはネット専用クレジットサービス｢eLIO」、ネットおよびリアルでの少額決済に最適なプリペイド型電子マネー・サービス ｢Edy」、 全世界2200万店で利用可能なクレジットサービス｢VISA（ビザ）」の3方式が提供される。
また、国内初の試みとして、カード入会時に希望に応じてカード会員の家族（対象12歳以上18歳未満）用に、電子マネーEdy機能が付いた子カード「Youth Pocket（ユースポケット）」を設定。リチャージャブルで何度も繰り返して利用できるプリペイドカードとなっている。
さらにソニーグループ共通の顧客IDである「My Sony ID」にも対応。My Sony Cardの会員は「My Sony ID」へ登録することで、このIDとパスワードを使ってもMy Sony Card会員専用のホームページにログインできるようになる。
会員の募集は2002年4月1日より。なお、「パソリ」は特別販売価格\1,000で会員向けに入会時、および入会後に会員ホームページで販売される。
＜コメント＞
永らく犯罪防止などの面からクレジットカードのICカード化は叫ばれてきたが、ネットショッピングによりその利点がさらにアピールされた格好。EMDなどの少額課金サービスに、その利便性はさらに重要。
関連リンク：ソニーファイナンスの発表リリース
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