米RealNetworksは、デジタルコンテンツ配信事業者に向けたソリューション「RBN Managed Subscription Service」を発表した。
これは、Realが2002年3月より開始した「RealOne SuperPass」サービスをベースに開発しており、ペイパービュー、レンタル、サブスクリプションといったビジネス形態に対応する。
具体的には、以下の機能を備えるソフトウェアとサービスを提供する。
・会員登録/管理
・不正アクセスを制限するセキュリティシステム
・課金/請求/決済処理
・顧客管理システム
・エンドユーザーサポート
また、Realのコンテンツ配信ネットワーク(CDN)であるRBN(Real Broadcast Network)を利用したコンテンツホスティングも行う。これにより、コンテンツ配信事業者は自前のインフラを構築する必要がなくなる。
このソリューションを利用して、SoapCityがSoapCity Radioを、Campus Crusade for Christ (CCCi) とCutting Edge InternationalがGlobal Pastors Networkを、Post Time TechnologiesがRaceReplays.comというサービスを開始する予定としている。
<コメント>
RealOne向けに開発した仕組みの外販を始めたような印象。顧客企業からすれば、Realのサービスと同等のものが自社サイトで展開できるのは信頼性の面で魅力的。提供される内容もRealのサービスとして見ることができる点も大きい。
関連リンク:米RealNetworksの発表リリース |