米Liquid Audioは、ハードウェアとソフトウェアをセットにしたオールインワン音楽配信サーバソリューション「Distra」を発表した。
Distraは、音楽配信に特化したコンテンツの準備と配信を行うWebベースのアプリケーションをインストールしたアプライアンスサーバ。複数のオーディオフォーマットをサポートし、Liquid AudioのDRMを利用できる。
エンドユーザーはLiquid Playerを利用することで、ストリーミングによる楽曲の試聴、ダウンロード、管理、許諾情報に基づいた転送などを行うことができる。
Liquid Audioでは、Distraは20分でセキュアな音楽配信システムのセットアップが完了するため、自社内に設置することも可能であり、これまでのFTPベースのファイル転送を使う高価なシステムを置き換えるものとしている。
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リリースには価格が出ていないが、Liquid Audioの配信システムを使いたいと考えていた向きにはかなりカジュアルな印象。BtoCのサービスを自社内で運用するのは無理があるかもしれないが、Cobaltのように安価なレンタルサーバとして利用される可能性はあるだろう。
関連リンク:米Liquid Audioの発表リリース |