2002/04/18
日本レコード協会、コピーコントロールCDの推奨マークを発表
 
 日本レコード協会は、2002年3月22日付で、「複製制御(コピーコントロール)CDの表示に関する運用基準(暫定版)」を制定・発行したことを発表した。

 この運用基準(レコード協会規格に準じる規格)は、日本レコード協会会員のレコード会社がコピーコントロールCDを発売するに当たり各社の参考となるよう、消費者保護の観点から、複製制御CDに固有な表示事項及び表示方法をまとめたもの。

 コピーコントロールCD推奨マークと共通ステッカの表示方法、コピーコントロール及び再生制限機器の表示及び詳細表示等を規定し、代表的な複製制御技術ごとに具体的な表示例を掲載している。

 具体的にMidbar社のCDS、Macrovision社のSafeAudio、Sunncomm社のコピーコントロール技術の名前を挙げてその特徴ごとに分類しているが、各技術の検証や推奨などは行っていない。また、レコード各社の自由な表示を制限するものではない、としている。

 今回、コピーコントロールCDという呼び方に関しては、「コピー防止」でなく「コピーコントロール」としたのは、いかなるコピーもすべて禁止するのではなく、消費者の利便性も考慮して、権利者が是としたものにはデジタルコピーをも可能とした技術仕様であるから、としている。

<コメント>
どうやら、業界を挙げて「コピーコントロールCD」という呼称を使っていくことになるようだ。共通の表示方法を決めるなど消費者に明示することを率先して行う努力は感じられる。

関連リンク:日本レコード協会の発表リリース
 
 
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