独Bertelsmannは、オンライン音楽交換サービスの米Napsterの資産を800万ドルで買収することで同社取締役会と合意したと発表した。
Napsterは、最も古いオンライン音楽交換サービスのひとつ。最も多くのユーザーを集めたことでも知られているが、大手レコード会社との著作権侵害訴訟により、2001年7月にサービスを停止していた。
Bertelsmannとはそれ以前の2000年10月に戦略提携を結んでおり、大手レコード会社から楽曲配信のライセンスを受けた楽曲のみを交換可能とする有料サービスの提供を計画していた。
有料サービスは2002年1月よりテストを開始し、第1四半期から本サービスを開始する予定だったが、計画の延期が伝えられていた。
＜コメント＞
今回の買収が資産を対象としているため、Napster自体は破産の準備に入っているという見方もされている。これにより、Bertelsmann傘下のBMGの参加している音楽配信サービスMusicNetも若干の方針転換が必要になりそう。
関連リンク：Bertelsmannの発表リリース |
