2002/05/23
2001年度の音楽配信市場規模は約26億円
 
 社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)は、「平成14年度定例記者会見」を実施、この中で平成13年度(2001年)の著作権使用料徴収額を発表した。

 2001年度のJASRACの使用料等の徴収額は、1,052億8,000万円。前年度に比べて、10億4,000万円、1.0%の減となっている。

 その中で、種目別では「複合その他」とされている着メロを含むインタラクティブ配信からの使用料徴収額は40億861万6429円で前年比315.0%となっている。

 このインタラクティブ配信の中で着メロの割合が95%を占め、レコード会社などによる有料音楽配信サービスが残りの5%となっている。

 よって有料音楽配信サービスからの使用料徴収額は約2億円、使用料は売り上げの7.7%とされているため全体の市場規模は約26億円と見積もられる。

 なお、この着メロと有料音楽配信サービスの割合は2000年度の実績と変わりなく、有料音楽配信サービス市場も前年比3倍で伸びていることになる。

 また、録音機能付きMDプレーヤーやMDメディアなどデジタルメディアおよび録音機器に含まれている私的録音補償金は10億8021万5243円で前年比103.6%。

<コメント>
ストリーミングサービスからの使用料を無視して見積もった市場規模だが、大きく外れていることは無いと考える。次年度からは是非、内訳も発表してもらいたいもの。

関連リンク:JASRACの発表リリース
 
 
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