米Liquid Audioは、Alliance Entertainment社と合併することで合意したと発表した。
買収は株式交換方式で行なわれ、Liquid Audioが新たに発行する普通株約4,620万株と、Alliance Entertainmentの発行済みストックオプションとワラントの全てと交換する。これにより、新会社の保有率はAllianceが約67%、Liquid Audioが約33%となる。
Alliance Entertainment社は、音楽CDやDVD、ビデオ、ゲームなどホームエンタテインメントのコンテンツパッケージ製品を全米5,000社の小売り店に供給しているディストリビューター。
新会社はLiquid Audioの音楽配信システムと併せて、リアルとバーチャル双方でのホームエンタテインメントコンテンツの流通網を提供するとしている。
<コメント>
Liquid Audioのビジネスモデルがバーチャルな卸業者となっていた以上、リアルの卸業者との連携は予想されたこと。実質上の吸収合併と思われ、これにより独自技術での配信、またアメリカ以外の国での展開は最早望めないだろう。
関連リンク:Liquid Audioの発表リリース |