米pressplayは、有料会員制サービスの新版「pressplay version 2.0」を発表した。
pressplay version 2.0では、ストリーミング、ダウンロード共に楽曲を無制限に利用可能にしたほか、ダウンロードした楽曲を携帯型プレイヤーに転送できるサービスや、インターネットラジオ局を視聴できるサービスを追加した。
携帯型プレイヤーに転送できるサービスは、従来から提供している楽曲のCD書き込み機能に追加する形で「portable downloads」という名称で提供される。
対応するプレイヤーは、Sonyの「Net MD」のほか、Microsoftの「Windows Media」やデジタル著作権管理(DRM)機能に対応するSonicBlueの「Rio」シリーズ、CreativeLabsの「Nomad」シリーズ、Compaqの「iPAQ」など。
また、指定したアーティストの1カ月にCDに焼くことができる曲数の制限を廃止した。さらに「sync/restore」機能により、追加料金なしで2台の異なるPC上に楽曲を保存できるようにした。
料金プランは以下の通り。
・pressplay Unlimited:月額9.95ドルで楽曲のストリーミング、ダウンロード利用が可能(無制限)。
・pressplay Unlimited Plus:月額17.95ドルで楽曲のストリーミング、ダウンロード利用が可能(無制限)。1カ月に10曲の「portable downloads」が可能。
・pressplay Annual Plus:pressplay Unlimited Plusの年間契約で179.40ドル。ストリーミング、ダウンロード利用が可能(無制限)。120曲の「portable downloads」が可能。
・"Portable Download" Packs:いずれの料金プランとも組み合わせることのできる「portable downloads」の追加パック。5曲までが5.95ドル、10までが9.95ドル、20曲までが18.95ドル。
pressplay 2.0は提携するMP3.com、MSN、Roxio、Sony Musiclub、Yahoo!を通じて既に提供開始されている。
<コメント>
いつの間にかブロードバンド環境においても、音楽配信分野においても日本に後れを取っているアメリカの状況。ようやくこのサービスで日本のメジャーな音楽配信サイトと内容面で肩を並べるに至った。
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