2002/10/01
KDDIなど、第3世代携帯電話を利用したクレジット決済のテスト開始
 
 KDDI、ジェーシービー、トヨタファイナンス、三井住友カード、ユーシー カードの5社は、2002年4月に合意したKDDI(au)の第3世代携帯電話CDMA2000 1xを利用したクレジット決済トライアルについて「Kei-Credit(ケイクレジット)」トライアルと名付け、一般への公開トライアルに先立ち、このほどKDDI及びクレジットカード会社各社にて試験機でのテストを開始したと発表した。

 「Kei-Credit」トライアルは、PKI技術と各クレジットカード会社のクレジットアプリケーションを搭載した新開発の多目的ICカード"次世代UIMカード"を第3世代携帯電話に採用した日本初の携帯電話クレジット決済トライアル。
 今回のトライアルでは、オンラインショップ(バーチャル店舗)でのクレジット決済と実店舗(リアル店舗)での赤外線通信を利用したクレジット決済の2つを一つの携帯電話で実現する。

 オンラインショップ(バーチャル店舗)でのクレジット決済は、ジェーシービー、トヨタファイナンス、三井住友カード、UCカードの4社、実店舗(リアル店舗)でのクレジット決済は、トヨタファイナンス、UCカードの2社が提供する。

 今回の試験機でのテストは、これらPKI技術とクレジットカードアプリケーションに関し、トライアルに先立った技術検証を目的とし実施するもの。

 こうした技術検証を踏まえた上で、2002年12月より、「Kei-Credit」トライアル一般モニター応募方法等の詳細内容を告知するとともにモニター応募受付を開始。トライアル開始は、2003年3月を予定している。

<コメント>
第三世代携帯電話には、通信速度ばかりでなくクレジット機能も新しい目玉として挙げられていた。第三世代の普及が遅れている中、テストや実験も堅実なものが求められている。

関連リンク:KDDIの発表リリース
 
 
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