2002/10/21
エイベックス、携帯電話を利用した少額決済システムを発表
 
 エイベックス ネットワークは、携帯電話を利用した少額決済システム「avex モバレジ(=avexモバイルレジの略称)」を開発した(特許出願中)と発表した。

 「avexモバレジ」はauおよびツーカーグループの「EZweb」を利用した「パソコン連動決済サービス」に対応したもの。会員登録は不要で、料金は携帯電話の利用料金と共にユーザーに請求される。

 使い方は、まず携帯電話のサービス「avexモバレジ」から好みの曲数分(1回に4曲840円分まで)の金額(1曲210円<税込>)を選び、所定の手続の後に楽曲購入用パスワードが記載された「モバレジクーポン」を入手。
 次にパソコンを使って配信サイトにアクセスし、好きな楽曲をダウンロード。決済画面で「モバレジクーポン」のパスワードを入力すすことで、ダウンロードした楽曲の再生が可能となる。

 現在提供されている携帯電話を活用したパソコン連動決済サービスは、定額課金(固定額を支払うことで一定期間使い放題)にのみの対応となっているが、「avexモバレジ」では従量制課金(利用するコンテンツごとに課金)にも対応できる。

 最初の導入先として、2002年10月25日(金)午前9時からエイベックスの有料音楽配信サービス「@MUSIC for WMA」で楽曲を購入する際の決済システムとして採用される。

 今後は、ライブ中継等の映像、壁紙、スクリーンセーバーの配信など、音楽以外の少額デジタルコンテンツ決済にも対象を拡大していく予定。

 さらに、他の携帯電話キャリア向けの導入も検討していくほか、エイベックスグループ以外のコンテンツの決済システムとしての利用を広く呼びかけていくとしている。

<コメント>
クレジットカードに変わる少額決済はいくつか試みられているが、いずれも主流になっているとは言い難い。今回の携帯電話利用も便利なようだが、携帯電話の通信費が余計にかかっており、それをユーザーに負担させていることは確か。

関連リンク:エイベックス ネットワークの発表リリース
 
 
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