オムロンとモバイルキャストテレマティクスは、独立系として日本初のオープンなテレマティクス総合ポータル事業の構築を目指して、コンテンツ配信用データセンターの設立と、車載サーバーを共同開発することで合意したと発表した。
このオープン型プラットフォームは、様々なコンテンツを格納したデータセンターと車載サーバーから構成され、車載サーバーにはKDDIが提供する「CDMA2000 1x」の通信モジュールを搭載する。
カーナビゲーション、カーオーディオなどの車載機器とのインタフェースとしているため、端末メーカーを問わず接続が可能となっている。
両社では、第一弾として車載サーバーを共同開発し、2003年春にカーオーディオシステムに連動した音声テレマティクス（オンデマンドラジオ）サービスを開始する。
さらに、KDDIが提供予定の次世代高速データ通信を使用して、車載ディスプレイを用いたショートフィルムやコマーシャルなどのストリーミング配信や、車と自宅などをシームレスに接続し、映像や音声などの大容量データの扱えるモバイルブロードバンドサービスを計画しているとしている。
＜コメント＞
トヨタの発表したG-BOOKと同様のサービスを他の自動車メーカーやカーナビ、カーオーディオメーカーとの組み合わせでも実現できるというもの。具体的にオーディオサービスが含まれていることも今後のダウンロードサービスへの展開が期待される。
関連リンク：オムロンの発表リリース |
