米Apple Computerは、2003年4月28日より音楽ダウンロード販売サービス「iTunes Music Store(アイチューンズ・ミュージックストア)」を開始した。
iTunes Music Storeは、デジタルミュージックジュークボックスソフトウェア「iTunes 4」に完全に統合されており、同時にMacintosh用「iTunes 4」を公開、無償でダウンロードできる。対応OSは、Mac OS X Ver.10.1.5以降。
オーディオフォーマットには、ビットレート128KbpsのAACを採用。BMG、EMI、Sony Music、Universal、Warnerなどの音楽会社が所有する200,000曲以上の楽曲を用意している。
販売価格は、1曲99セント。購入した楽曲は、個人利用を目的としている限り、枚数無制限でCD-Rに記録できるほか、台数無制限のiPod、最大3台のMacintoshで再生可能となっている。
iTunes 4では、Macintosh間で音楽共有を可能にする「Rendezvous」対応などの機能も強化。ファイルを複製することなく、合法的に別のMacintoshに音楽をストリーミングできるとしている。
<コメント>
幾度も噂に上っていたAppleの音楽配信サービスがスタート。AACはLiquidAudioやInterTrustも採用していたし、会員制でない料金体系は初期の、また日本の音楽配信サービスでは当たり前だったし、条件は緩めになっているが著作権保護もかけられているようで、画期的なアイディアがあるわけではない。シェア数%のMacintosh市場向けだからこその実験サービスと言えるだろう。
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