2003/07/07
SME、CDとSACDのハイブリッドディスクを発売
 
 ソニー・ミュージックエンタテインメントは、通常のCDとSACDの、2枚の記録層を重ねた「ハイブリッドCD」を2003年9月3日から発売すると発表した。

 ハイブリッドCDは、DSD方式で記録されたSACD層と、PCM方式で記録された通常のCD層を貼り合わせた2層構造のディスク。SACDプレーヤーでSACDディスクとして再生できるほか、SACDの再生に対応していないCDプレーヤーでも、CD層を読み取ることで、通常のCDと同様に再生できる。

 第1弾は元ちとせのアルバム「ノマド・ソウル」で、以降10月22日までに7タイトルのリリースが予定されている。

 今回のハイブリッドCDの導入理由については、「SACDに対応した低価格なハードウエアの市場導入、他レコード会社の積極的な参入、マルチチャンネルディスクの普及などにより、ユーザー認知度が高まり、マーケットが成長してきたと判断したため」としている。

<コメント>
SACDは高音質と著作権保護を兼ね備えた新しいオーディオ媒体。1999年の登場以来、機器が高価なこともあり普及はしていないが、ハイブリッドにすることで本腰を入れ始めた印象。そこにはコピーコントロールCDと同様にコピー防止への対応が期待されているものと見られる。

関連リンク:ソニー・ミュージックエンタテインメントの発表リリース
 
 
ビジネス情報↑





Copyright©2000-2001 EMD.GR.JP All rights reserved.