英On Demand Distribution（OD2）と米Microsoftは、「Microsoft Windows Media Player 9 Series」用の有料音楽配信サービスを欧州で提供すると発表した。
いずれもOD2が運営を担当し、最初に2003年8月14日より英国で「MSN Music Club」の拡張サービスとしてサービスを開始する。また2003年9月には、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ベルギーで提供中の音楽配信サービス「Tiscali Music Club」においても同じサービスの提供を始めるとしている。
楽曲数は5大レベールと主要インディーズレーベルを合わせ20万曲以上、1曲当たり0.75ポンド（0.99ユーロ）でダウンロードできるほか、アルバム1枚は7.99ポンド（12.49ユーロ）で購入できる。またMSNおよびTiscaliの両サービスとも、加入ユーザーには1曲当たり0.62ポンド（0.97ユーロ）という割引価格が適用される。
MSN Music ClubとTiscali Music Clubのユーザーは、Windows Media Player 9 Series上で楽曲の検索、表示、ダウンロード、管理、再生が行える。さらに個人使用を目的としたCDへの焼き付け、50種類以上のポータブル・デバイスへの転送が可能となっている。
＜コメント＞
こうした取り組みには遅れている印象のあったヨーロッパでも配信サービスが本格化。さすがにMicrosoftが音頭を取っているような印象はあるが、音楽市場ではより大きなはずの日本が取り残されていく危機感の方が強い。
関連リンク：On Demand Distributionの発表リリース |
