2003/09/30
米Musicmatch、WMA9による音楽配信サービスを開始
 
 米Musicmatchは、Windows Media Audio 9を採用した有料音楽配信サービス「Musicmatch Downloads」を開始した。

 5大メジャーレーベルや、30以上のインディペンデントレーベルなど20万曲以上の楽曲が提供されている。毎週数千曲の追加を予定しており、年末には50万曲を越えるとしている。

 購入時の決済はクレジットカードとなり、米国居住者でなければ利用できない。価格は1曲あたりは99セント、ほとんどのアルバムが9ドル99セント。

 サービスは、同社のジュークボックスソフト「Musicmatch Jukebox 8.1」から利用する。ダウンロード購入した楽曲は3台までのPCで同時に利用できる。また、5回までのCD-Rへの焼き込みも可能となっている。

 配信形式はビットレート160kbpsのWindows Media Audio 9。クリエイティブやRioなどWM9の著作権保護機能をサポートする20以上のポータブルプレーヤーへの転送も可能となっている。

 また、特許出願中のパーソナライズ機能を備えており、ユーザーの好みに合った音楽を教えてくれる機能も提供。1960年から2003年まで年代別、100を越えるジャンル別で楽曲は検索することができる。

 Musicmatch Jukebox 8.1の対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP、Internet Explorer5.5以上が必要となる。

<コメント>
リリースの中では触れられていないが、デルの音楽配信サービスのバックグラウンドも担当するとされている。音楽配信サービスに不可欠とされているクライアントソフトウェアのベンダーがサービスを手掛けることは自然な成り行きとも見える。ただし、日本においての拠点はまだなく、サービスが日本向けに提供される見込みは薄いと見られる。

関連リンク:Musicmatchの発表リリース
 
 
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