ソニー・ミュージックエンタテインメント(SMEJ)は、2003年1月22日より導入しているネットワーク認証型コピーコントロールCD"レーベルゲートCD"のバージョンアップを実施し、"レーベルゲートCD2"として、傘下レーベルカンパニーからの発売タイトルに導入すると発表した。
従来の"レーベルゲートCD"では、パソコンで再生する際、事前にインターネットでの個別認証手続きを経た上でハードディスクへ複製することが必要だったが、今回の"レーベルゲートCD2"では、それらの手続きを経ることなく、音楽再生ソフトウエア"MAGIQLIP2"が作動し、直接再生することができる。
なお、ハードディスクへ複製して音楽を楽しむ場合には、従来通りインターネットでの個別認証手続きが必要。
さらにハードディスクに複製された音源はNetMD等の"OpenMG"に対応した機器等へ指定された回数で"チェックイン・チェックアウト"ができる。
また、ハードディスクへの複製については、個別認証手続きにて複製回数をカウントすることにより、パッケージ毎に定められたライセンス価格が発生することになる。
ライセンス価格については、一回目の複製について当面0円とし、二回目以降の複製については、あらかじめ定められたライセンス価格が発生することになる。
邦楽シングルについては2003年11月6日以降、邦楽アルバムについては2004年1月下旬以降、それぞれ導入する予定としている。
<コメント>
未だに訴訟沙汰を怖がって普及していない米国と異なり、日本ではある程度の普及が実現しているCCCD。それだけに実用上の改良もできるというものだろう。
関連リンク:ソニー・ミュージックエンタテインメントの発表リリース |