米Roxioは、有料音楽ダウンロードサービス「Napster 2.0」を2003年10月29日から提供すると発表した。
料金コースは、1曲99セントかアルバム1枚につき9.95ドルの従量制、もしくは月額9.95ドルで無制限にダウンロードできるプレミアムサービスを設定している。
Napster 2.0では、開始当初50万曲を用意。40局のネットラジオ番組の視聴も可能。気に入った曲をメールで送信したり、プレイリストを他のユーザーと共有することもできる。
Napster 2.0は、Windows Media Audio 9を採用、Windows Media Player 9のプレミアムサービスタブからもサービスを利用できる。
また、Roxioと米Microsoftの両社は、メディアエンターテイメント機能を充実させたOS「Microsoft Windows Media Center Edition 2004」にNapster 2.0を導入したことも発表した。
これを受けて、米Gatewayでは、Napster 2.0 Media Centerバージョンをプリインストールし、楽曲も150曲を収録したPC「Gateway 610 Media Center」を2003年10月中にも発売する。
さらに、韓国サムスン電子からも、Napster 2.0に対応しFMトランスミッターを搭載したポータブルオーディオプレーヤー「Samsung-Napster Player」が2003年10月19日にBestBuyなどで発売される。
<コメント>
Napsterのブランドを買収し、pressplayを買収して生まれ変わらせたRoxioの新サービス。中味は別物とは分かるが、一旦閉鎖したNapsterのブランドがどれだけ通用するのか予想がつかない。ただ、MicrosoftやSamsungとの連携は今後を期待させる。
関連リンク:Roxioの発表リリース
Microsoftの発表リリース
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