エフエム東京、米Gracenote、富士通テン、メディアクリックは、米Gracenoteが所有するCD楽曲データベース（CDDB）をFM多重放送により配信するサービス「FM de TITLE(仮称)」を共同開発、2004年春より開始すると発表した。
同サービスにより、FM多重放送を利用してCDDBの曲情報を更新できるようになるため、インターネット接続環境を持たないオーディオ製品や車載製品などでも、新曲を含む最新の情報が利用可能となる。
具体的な各社の取り組みについては、富士通テンが同サービス対応の車載用製品を開発、GracenoteがCDDBを提供、FM東京はインフラを提供する。
新サービス用のデーターベース作成はメディアクリックが担当する。同社は2001年にトヨタ自動車とFM各局が共同で設立。FM多重放送を活用した情報配信サービスを展開している。
＜コメント＞
インターネットによって生まれたCDDBという便利な仕組みを車載をはじめとするAV家電機器に取り込もうとHDDに組み込んだり、差分アップデートをフラッシュメモリーカードでやり取りしたりと苦労を重ねていた。差分をFM多重放送で提供できるならば、車載機器だけでなく家庭内機器への応用も期待できそう。
関連リンク：富士通テンの発表リリース
メディアクリックの発表リリース |
