米Appleは、有料音楽配信サービス「iTunes Music Store」の第2世代の提供を開始したと発表した。
新たにiTunes for Windowsを提供し、iTunes Music StoreはWindowsユーザにもMacユーザと同様の検索しやすいミュージックカタログ、同じ個人利用権、一曲当り99セントの価格などの特長を提供する。
また、新しい機能として親が子供のiTunes Music Store口座に毎月資金を自動的に預金することができる「Allowance(アロウアンス)」機能を提供する。Appleはこの技術を特許出願中としている。
さらに、e-mailで音楽を友達や家族に贈ることができるオンライン商品券機能も新たに提供される。
iTunes Music Storeはサービス開始以来、のべ1,300万曲以上のダウンロードを誇り、2003年10月末までには40万曲以上を提供する予定。
なお、iTunes Music Storeで楽曲を購入するには、請求先の住所が米国内にあるクレジット・カードが必要。
また、America Onlineとの間で、米国在住のAOLの2,500万人以上の会員を対象に、ワンクリックでiTunes Music Storeにすぐに登録できるようにするオンラインミュージックサービスを今四半期後半にスタートさせるため提携した。
America Onlineは、iTunesのアーティスト、アルバム、楽曲に、同社の主要な音楽サイトであるAOL Musicからリンクできるようにし、AOLの会員は、音楽関連のニュースやレビューを読みながらiTunes Music Storeの特定のページに直接リンクし、楽曲を購入することができるようになる。
<コメント>
iTunes Music Storeオープン以来、噂に上っていたWindowsへの対応が実現。Macintoshと同じ環境を提供することからコーデックはAACと見られる。Macintoshというわずか数%というシェアのニッチな環境から飛び出し、どのような実績を上げるのか注目される。
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