ケンウッド、パイオニア、シャープ、ソニーが設立したエニーミュージック企画は、オーディオ機器向けにインターネットから音楽を直接配信するサービス「エニーミュージック」を2004年春にも開始すると発表した。
エニーミュージックのサービスに対応する機器は、以下のような機能を備える。
●高音質の楽曲試聴、検索機能を利用した楽曲のオンライン購入
（初回登録により、継続使用時の課金・決済操作を省略化することができる）
●ランキング、アーティスト一覧など様々な関連情報の閲覧
●放送中のラジオ番組のオンエアリスト等の閲覧
●メニューからCDのオンライン購入
●オンライン購入した楽曲のポータブル機器への転送・持ち出し
これらの機能をリモコンの簡単操作で利用できるようになっている。
なお"エニーミュージック"の事業開始にあたっては、国内主要レーベル各社が共同出資している音楽配信事業者レーベルゲートとシステム連携および同社を通じた各レコード会社による音楽配信において協力を得る予定。
また、エフエム東京でオンエアリスト等閲覧の実験を行いながら、ほかの放送事業者に対しサービス実現に向けた働きかけをするとともに、さらにはCD物販事業者とも協力し、新しいミュージックスタイルの提供を実現していくとしている。
対応製品についてはソニー、アイワ、シャープ、ケンウッド、パイオニアの4社5ブランドがサービス開始に合わせて商品化の予定。
＜コメント＞
2003年秋のサービス開始をアナウンスして設立されたエニーミュージックだが、やはり機器開発まで含めるとスケジュールに無理があったのか、2004年以降に延期された。サービス内容を見ると、CD通販なども含まれており、音楽配信以外のトータルサービスを目指すものとなっている。
関連リンク：エニーミュージック企画の発表リリース |
