2003/12/01
音楽配信bitmusic、配信楽曲数を大幅増加
 
 ソニー・ミュージックエンタテインメント(SMEJ)は、運営する音楽配信事業bitmusic(ビットミュージック)において、大幅な提供楽曲の増加を図り、年内2万曲を目指すと発表した。

 まず2003年12月3日より洋楽アルバムの音楽配信をスタート、約250タイトルのアルバム収録曲を含め約10,000曲をラインナップ。

 その他邦楽シングルのカップリング曲等単曲でのラインナップを増加するとともに、同月24日より邦楽アルバムの音楽配信もスタートし、約500タイトルのアルバム収録曲を含め約10,000曲をラインナップする予定。

 販売価格も邦楽の旧譜と洋楽を一律1曲150円に値下げし、邦楽の新譜のみを従来のまま1曲200円とする。アルバム販売は、洋楽が1アルバム1,100〜1,600円、邦楽が1,000〜1,400円。収録曲を1曲ずつ購入することも可能だが、アルバムで一括購入するほうが割安になる。

 bitmusicは、1999年12月21日に国内レコード会社として初の音楽配信事業としてスタート。シングルのタイトル曲を中心に、主にパソコンを対象として展開し、現在提供楽曲数約3,500曲、月間の平均ダウンロード数約60,000件と成長を続けている。

<コメント>
成長を続けているとあるものの、月間ダウンロード数が6万件では収入が1千万程度と推測され、粗利益がその一割程度となれば、とても黒字事業とは思えない。今回の楽曲拡充は期待される事柄ではあるが、事業として成り立つまでの長い道のりを感じさせるものでもある。

関連リンク:ソニー・ミュージックエンタテインメントの発表リリース
 
 
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