ソニーの米国法人であるSony Corporation of America(SCA)は、有料音楽配信サービス「Connect」を米国内で2004年春にも開始すると発表した。
Connectで採用されるファイル形式はATRAC3。DRMはOpenMGを利用する。
対象は米国内ユーザーに限定されており、価格は1曲99セント、主なアルバムは9ドル95セント。
楽曲数はスタート時にメジャー音楽レーベルとインディーズ系レーベルからの約50万曲を用意、他の音楽ダウンロード販売サービスでは提供されない特別なコンテンツをConnectでのみ販売するとしている。
Connectで購入した音楽はNetMD Walkman、Hi-MD Walkman、ATRAC CD Walkman、Network Walkmanで再生できるようになる予定。
なお、同サービスの開発と管理、運営は、SCAが新しく設立した子会社Sony Connectが行なう。
<コメント>
日本で唯一と言って良いくらい真っ当に有料音楽配信サービスを展開しているレーベルゲートは言わずとしれたソニー主導のサービスだが、MDの市場が小さい北米に於いてはほぼ無名の存在。そこで新たな会社名とサービス名を付けて事業を立ち上げる戦略に出たのだろう。そこにはソニーのMDに賭ける想いも見え隠れする。
関連リンク:Sony Corporation of Americaの発表リリース |