インターネットサービスプロバイダ「OCN」を運営するNTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、音楽ダウンロードサービス「OCN MUSIC STORE」を2004年6月7日より開始すると発表した。
音声圧縮形式はWMA(Windows Media Audio)を採用。著作権保護の仕組みとしてWMT(Windows Media Technologies)によるDRM(Digital Rights Management:デジタル著作権管理)に対応している。
楽曲料金は1曲210円〜367円で、アルバム単位では1,449〜2,404円。サービス開始時には約2万曲を用意し、2004年度中に30万曲の楽曲を用意する予定としている。
OCN MUSIC STOREサービス開始時の参加レーベルは、日本クラウン、コロムビアミュージックエンタテインメント、セーニャ・アンド・カンパニー、東芝EMI、徳間ジャパンコミュニケーションズ、VAP、ビクターエンタテインメント、フォーライフ ミュージックエンタテイメント、ポニーキャニオンで、夏頃にはワーナーミュージック・ジャパンが参加する予定。
購入はNTT Comが運営するOCNの課金サービス「OCNペイオン」を利用する。OCNペイオンは接続会員向けサービスのため、他プロバイダーの会員は利用できない。
ダウンロードした楽曲のポータブルオーディオプレーヤーへの転送は3回まで可能。CD-Rへの転送、PCからPCへの転送はできない。
対応するポータブルオーディオプレーヤーはRio Japanの「Rio NITRUS/EIGEN」、「Rio KARMA」、「Rio CHIBA/Sシリーズ」。順次ほかのポータブルプレーヤへの対応も図っていくとしている。
NTT Comではブログサービス「ブログ人」との連動サービスも予定。OCN MUSIC STOREの楽曲紹介ページへブログ人ユーザーがトラックバックできる機能を夏頃に提供される。また、CDなどの物販サービスもOCN MUSIC STOREで提供される。
<コメント>
なぜかエキサイトと同日の発表になったOCNの有料音楽配信サービス。サービス間での比較や争いだけでなく、サービス全体の盛り上げが期待される。
関連リンク:NTTコミュニケーションズの発表リリース |